元気印のおばあちゃん 2009年3月7日

「乙女姉やんのひな祭り」展示風景春めいてきた。
張り詰めたような弧が緩み、水平線がかすむ日がある。
三寒四温を繰り返しながら、確実に春は来ている。
入館者の服装もずいぶん軽くなってきた。
3月3日ひなまつり。2階の一角に、短歌愛好家たちの「乙女姉やんのひなまつり」という小さな展示が行われた。
70代から80代(もしや90代も)の方たちが張り切って色紙に書いた短歌を持ち寄ったもの。
失礼ながらお世辞にも”上手”とは言えないが、館長同様、龍馬も乙女姉やんも苦笑していそうなくらい元気がある。
龍馬ファンの方たちらしく、昨年の龍馬像建立80年の時も、記念の5月27日に賑々しくお祝いの会を自主的に開催された。とにかく元気。記念館でやるのが一番ふさわしいという意気込みがメンバーにあふれている。
中には最近まで九州で学ぶ高校生の孫を毎週末ごとに高知から送り迎えしたという70代の方もいる。
おばあちゃんパワーはすごい。
介護だ、デイケアだと、福祉施策がかまびすしく言われた時期が去り、今は派遣切りにニュースは集中している。ニュースが騒いだ後にいったい何が残るのか。
生きるということはブームではなく生きるという現実である。
語呂合わせのような短歌に苦笑しながら夜間に色紙を貼ったが、若者に負けない元気なお年寄りたちの姿はうれしい。老いていく両親を見ている身にはうらやましくもある。
「館長さ~ん」とやってくるおばあちゃんに、「もう来んでもえい」と館長。言われても屈せず、かくいう館長も追い返すではない。おばあちゃんのめげない精神に笑いがあふれる。
春の光が明るい。