疾走する鍵盤(独り言17) 2009年7月8日

来館者の方によく尋ねられるのが「龍馬は懐に何をもっているの?」という質問である。記念館のパンフレットにもなっている懐に手をいれた龍馬の立像写真。皆様の気になるところだろうが、いくつか説はあるものの本当のところはわからない。
最近この龍馬の立像写真で、懐から手を出し、ピストルを持っている写真を音楽雑誌でみかけた。スガダイローピアノ・トリオのNewアルバム“「坂本龍馬の拳銃」-須賀大郎短編集-(上)”のCDジャケットだった。想像の世界は大胆だ。坂本龍馬の暗殺をテーマにした表題曲「坂本龍馬の拳銃」。それにしてもどうしてこの表題を選ばれたのかご本人にお伺いしてみたい。
とにかく早速聴いてみた。導入部から繰り返される、半音階で上っていくようなメロディーラインは、先が見えない何かと時間の勝負をしているような印象を受ける。またリズムと音がピアノの鍵盤から激しく叩き出される中盤から後半部分では、内面の葛藤と爆発を象徴的に感じる。
坂本龍馬を表現している世界には絵・文字・ストーリ・映像・音など様々なものがある。けれども今回のようなJAZZで表現された作品に遭遇するのは私は初めてで、興味深かった。次はどんなものに出会えるのか楽しみだ。
関心のある方は、どのような印象を持たれるのだろう?