「広がった”視野”で」 2009年10月25日

最近、龍馬記念館に小学生の入館が多くなったように感じる。
遠足、課外授業。そんな子供たちの解説案内をする機会も増えた。「今日はどんな小学生が来るのだろう…」「ちゃんと龍馬のことを分かってもらえるかなあ…」などと、毎度のことながら内心ドキドキもの。
しかし、案内を終えた後、いつも思うことがある。
それは、「彼らに出会えて良かった」と心からそう思えることだ。

龍馬記念館勤務も3年目に入り、仕事に対して心に少しだけ余裕を持てるようになってきた。案内する時、緊張の中にも少し肩の力を抜くことができるようになった。
おかげで、”視界”がほんの少しだが広がったように思う。
小学生の案内には、その少し広がった視界がとても役に立つ。
一方的に解説をする案内だけでなく、こちらから、問いかけてみたりすることも出来るようになったのだ。
彼らの熱心さや好奇心は自由奔放である。驚かされることが少なくない。
「龍馬には名前が二つあったの?どうして?」「龍馬のピストルの値段は?」
たじたじとすることもあり、学芸員さんに応援を頼むことも。しかし彼らのくったくのない笑顔や笑い声を聞くとこちらまで楽しくなってしまう。
自分が忘れかけていたものを思い出させてくれもする。
そんな小学生達と触れ合う時間があることに感謝の日々である。
来年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」。目を輝かせてやって来る小学生の声が館内に響くはずである。