太平洋とトンビ② 2009年11月8日

 11月を迎え、海岸一帯にツワブキの黄色い花が目立つ季節になった。
記念館では4月を除いて、5月から10月まで、各月の入館者数がそれぞれ開館以来最高を記録するなど、あわただしさを通り越した状態がずっと続いている。 
 そうした中で、8月のブログにも書き込みをしたように、浜風に身を任せ、陽光の中で悠然と館の上空、あるいは館のある城山の周りを飛ぶトンビの姿には、美しさを通り越して、神々しささえ感じている。
 そしてじっと見ていると、彼らは、一段高い場所から一般世間を俯瞰しているような気がしてならない。龍馬自身は決して意識的にそうした訳ではないだろうが、悠然と舞うトンビの姿を見ていると、結果的に一段高いところから物事を捉える龍馬の物の見方、考え方に通じるものがあると感じるときがある。
めまぐるしい変化と将来への不安が交錯する現代社会。
 日々に流されることが多い自分にふと気づくとき、空高く舞うトンビの雄姿は、現代人に必要とされる龍馬の物の見方や考え方を私たちに、改めて教えてくれているような気がしている。