果たして10年後? 2011年1月5日

龍馬への年賀状年が明けた。「龍馬伝」の余韻がまだ頭の中を泳いでいる。龍馬の声が聞え、容堂のふらつく手元が見え、怒鳴る後藤象二郎がそこにいる。海の彼方に目線を投げたお龍の寂しげな横顔も鮮明である。
そんな気分を持ち越した新年、”龍馬宛年賀”が届いた。昨年の二倍以上、1300通余り。今年から、護国神社に奉納した後、龍馬記念館に持ち帰り「時の階段・タイムボックス」に保管する。10年間封印して2021年3月24日あけることにした。3月24日は龍馬脱藩の日である。土中に埋めるのではなく施錠した箱に入れる。もちろん、開けて読むのはできないけれど、その状態は見える。少し葉書を読ましてもらった。飛び込んできた言葉は「家族」「平和」「健康」・・まさに現代世相そのもの。
誰もが感じている日本の閉塞感。「10年後に家族そろってこの葉書が読めるように」。特に4、50台のお父さん、お母さんの願いだ。社会、経済、政治、国際間までもふらついている平成の現状に、国民はもううんざりしている。龍馬への年賀から”平和世界”を熱く訴える庶民の心がジンジン伝わってきた。果たして10年後。土佐は日本は世界は、そして自分はどうなっているのだろう。今、吹く桂浜の風だけは変わっていまい。