筆まめ☆虎太郎 2011年3月19日

「龍馬の先を駆けた男-吉村虎太郎」展も、
残すところ10日あまりとなりました。
そして本日、新たな展示資料が追加となりました。

奈良県を拠点に活動する
「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会所蔵の、
吉村虎太郎の陣中書です。

吉村虎太郎から橋本若狭に宛てたもので、
九月九日付の二通の書簡がおさめられています。
この日、本隊は白銀岳にあり、
橋本若狭は麓で激戦を繰り広げていました。
二通とも橋本若狭から戦闘状況を伝えてきたものへの返事と思われ、
「お手紙の内容承知いたしました。なお詳しいことは、また後ほどお知らせください。」
「すぐに出陣させましたので、ご承知ください。」
という短いものです。

実は吉村虎太郎の手紙には、このような”連絡事項”的なものが多くみられます。
「○月○日にお伺いしますので必ず家にいてください。」という手紙や、
「江戸へ下った武市半平太からの手紙で、去年大坂で買ったものを高知へ預けてあり、
それを江戸へ送るよう伝えてほしいと頼まれたので、伝えてください。」など
虎太郎の几帳面な性格と筆まめな様子が伝わってきます。
武市半平太も虎太郎の筆まめを知って依頼したのではないでしょうか。
これが龍馬だったら、すっかり忘れてしまい
江戸へ下った武市は、土佐からの荷物を待ちぼうけ…になるところでした。

庄屋として、村人のことに気を配り、
皆に慕われていた虎太郎らしい一面です。
筆まめ虎太郎の手紙をぜひご覧ください。