ジョン万も履いた「シトキン」!? 2013年6月3日

今年は平年より9日も早い”梅雨入り”。
“入り”が早ければ”明け”も早いのかと思いきや
梅雨明けは平年並みとのこと。
今年の梅雨は長くなりそうですね…。

雨が続くこの時期を上手に乗り越える秘訣、
それは「室内で過ごす達人になること!」
博物館はまさにぴったりの場所ですね。

それでは現在開催中の「『漂巽紀略』に見る万次郎の世界展」から
おススメの資料をご紹介します。

ずばりタイトルとなっている『漂巽記略』です。
「巽(東南)の方角へ漂流した物語の大略」という意味で、
ジョン万次郎が漂流して土佐に帰るまでの12年間に
見聞きしたことをまとめたものです。
完成本は土佐藩へ提出され、現在には伝わっていませんが、
早い時期に写されたと思われる写本が数種類確認されています。
そのうちの一冊、高知市大津の個人宅に伝わる
通称「大津本(おおつぼん)」の1部をご紹介します。

ひょうそんきりゃく

身につけるもの(衣服)について説明したページ。
3つのイラストの横にカタカナで名称が書かれています。
「シトキン」 「シュー」 「ターベ」
これだけではちょっと分かりにくいですが、
「シトキン」は今で言う”ストッキング”ですね。発音バッチリです。
「シュー」は”シューズ”。靴のことです。
「ターベ」は一見”ベルト”のようにも見えますが、
絵の左下に書かれた使用方法を読んでみると
「背面で十字にこれを交差する」とあるので
今で言う”サスペンダー”だということが分かります。
他にも、上着は「ヂャケット」、帽子は「ハヤツ」
ストーブは「シトー」、蝋燭は「キャンロー」などたくさん紹介されていて、
ついつい声に出して読んでみたくなります。

6月に入り梅雨本番。
お時間のあるときに『漂巽記略』じっくりと読みにいらしてください。
お待ちしております。

**************************
『漂巽紀略』に見る万次郎の世界展
開催期間:平成25年5月17日(土)~7月19日(金)
開館時間:9:00~17:00
入館料:一般500円(高校生以下無料)
問い合わせ:高知県立坂本龍馬記念館
高知市浦戸城山830(088-841-0001)
**************************