勝負! 2006年1月22日

森館長から届いた年賀状には「今年は勝負の年。黙って、前進あるのみ」と書いてあった。意気込みを感じる文字だった。昨夏の就任以来、館長は“勝負”という言葉をよく口にしてきたが、最近ようやく私にもこの言葉の持つ明確な意味が理解できてきたように思う。
4月から当館は、指定管理者として今までとは違う運営方針を持って事業を執り行っていくようになる。県民はじめもっと多くの方に当館を訪れていただくようにするために、館長の言葉を借りれば「命がけで取り組んでいかなければならない」のだ。
NHKテレビで感動的な番組を見た。小児心臓外科医・佐野俊二さんを紹介したもの。
1%の可能性に賭ける命の現場で、一人でも多くの命を助ける仕事をする佐野さんに、失敗は許されない。そして、プロとは「誇りと責任感を持って、努力を続けること」だと言う。佐野さんは、患者さんから絶対的な信頼を受けている。「僕はエリートではないんですよ」とほころぶやわらかな笑顔の向こうには、計り知れない努力が存在しているのだろう。
来月にはイタリア・トリノで冬季オリンピックが開催される。華やかに見えるフィギュアスケートの世界でも、厳しい練習が繰り返されている。新しい採点法に変わり、今までのやり方が通用しなくなった選手たちは、ひたすら勝負の世界に賭けている。甘えは許されない。
勝負。どんな世界にいても同じだろう。館長が言う言葉の意味が分かりかけた気もする。

企画展「亀山社中と海援隊」もいよいよあと一週間。お見逃しなく!!