新年早々 2006年1月3日

2006年がスタートした。
年末の異常寒波がうそのような、暖かい穏やかな日和となった。館は2日からオープンで、待ちかねたかのような入館者でにぎわった。まるで初詣に来る人波みたいに。
ところで館は昨年末、少し体裁を変えた。より親しみやすい記念館を目指しての試みである。ミーティングルームもその一つ。小学生からお年寄りまで、ちょっとした学習や、雨の際には食堂にも使える空間にした。
部屋の奥に、耐火金庫二個を備えた収蔵庫もできた。「収蔵庫」についてはこれが館の泣き所になっていた。それは海に面した館の建物の設置状況に由来している。「龍馬記念館は潮をかぶる。まあ、ショールームと思えばいい。大事なものは置かれんぞ」などと陰口をたたかれた。が、そんな陰口はもう言わさぬ。自信も出来た。
京都に住む院展画家(日本画)、前田直衛さんから館に寄贈いただいた「伏見・寺田屋」の絵も大きなアクセントだ。入り口から地下1階に降りる壁面に架けた。150号ほどの大作だから存在感は言うまでもない。皆さん前で足を止める。
万全の態勢で新年を迎えた。
多い入館者に刺激されてMさんが、説明に立った。Mさんを入館者が取り巻いた。早速、企画展「亀山社中と海援隊」の最大の目玉「海援隊約規」(海援隊入隊の約束ごと)の説明に入ろうとして息を呑んだ。ケースの中の“約規”がないのだ。あっと気付いた。工事期間中、金庫にしまっていた。すっかり忘れていた。慌てて金庫から取り出し、ケースの中に入って陳列した。その間30分。冷や汗もんの新年解説開始となった。
二度と同じ間違いは致しません。
一同、心新たにお待ちしております。