心で聴く声 2006年6月13日

高知も先週梅雨入りをした。ジメジメとした天気がこれから1ヶ月ほど続くかと思うと気分も多少重くなる。けれども今年は少し様子が違う。4年に1度のサッカー・ワールドカップが時期を同じくして開催された。連日のようにメディアでも報道され、多くの人々が日本の勝利に期待を寄せている。この勢いと興奮の中にいれば、いつの間にか梅雨も終わりそうである。
さて、当館でも6月はイベントが2つ催される。
1つは、海の見えるギャラリーにてボーカルkasumi(秋山香純)の個展『うたから生まれた作品たち展』の開催に伴い特別イベント“MONOTYPE スペシャル LIVE”(6月17日[土]開演17:30)。
もう1つは“女優・日色ともゑ『龍馬の手紙』を読む!!夕べ”である。
演劇制作体地人会の公演で、何度も公演を重ねている『この子たちの夏』という舞台がある。演出家・木村光一が構成・演出し、6人の女優が被爆した親子の手記を読む朗読劇である。東京、各地を巡演しているので観劇された方もいるのではないだろうか。舞台は実にシンプルであり、時折バックのスクリーンに顔写真と書面が映し出される。その前に立つ麦藁帽子をかぶった女優たちの何層もの声が心に染み渡る。私も色々な舞台を見て来たが、観劇中にこれほど涙を流した舞台もそうは無い。
劇団民藝の役者である日色ともゑさんも『この子たちの夏』に出演されていた。良く通る澄んだ声で、真実の悲しさを真っ直ぐに伝えていた姿が印象的だった。
6月24日(土)開演18:00、日色ともゑさん朗読による『龍馬の手紙』の声の世界を、是非味わってみてはいかがでしょう!?