北の大地の四季めぐり 2006年8月30日

デザイン、印刷会社のKさんが、両手に荷物を抱えてやってきた。Kさんには11月からの―反骨の農民画家「坂本直行」展―で、図録制作をお願いしている。その見本が出来たらしい。といってもまだまだ第一段階である。これから、本格的な編集に入る。
表紙はどのように、絵は年代順か、季節ごとか。
Kさんはおもむろに袋から見本を取り出した。チラッと見えた。それだけで分かった。表紙は、直行得意の“晩秋の十勝原野と日高山脈”である。
遠くに銀色の山なみ。広がる大平原。手前には柏林。風が渡る。
ぱらぱらとめくると、やっぱり。北の大地の四季めぐりだ。
後半は花花花花。
先日、知人がこんなことを言っていた。
地元の高知新聞で、8回にわたって「北の大地に生きて」のタイトルで、直行の生涯を追った連載が掲載された。6回目に「晩秋の・・・」作品がカットに使われた。それを見た時、
「ジンと胸に響いてくるものがありました。涙がでました。新聞のカット写真ですよ。こんなの初めて。絶対見に行きます」。
知人は切り抜きしたとも言った。
今日、Kさんが今度は、秋バージョンのポスターを届けてくれた。展覧会が迫ってきた。