一年の計は元旦にあり 2006年12月13日

先日、東京国税局が納税滞納者から差し押さえた品物のオークションを開いたそうである。その一つに、アリゾナ州で見つかった隕石が出品されていた。オークション価格のスタートは50万円からで落札価格が170万円。170万円も出して隕石を買う人もいるのねと思いながらニュースを見ていたら、何と落札したのは奄美大島の博物館の館長さん。その理由は「入館者を増やすための目玉にしたい。」という話だった。どこの博物館も、一人でも多くの方に足を運んで頂くことを切に願って色々な努力をされているのだと思った。

さて、当記念館でも11月11日より「坂本直行展」が始まり1ヶ月が過ぎた。出来るだけ多くの方に、また龍馬の違った新たな側面をご堪能頂ければと言う思いで幕を開けた直行展であるが、様々な反響を頂き大変ありがたく感じている。

直行さんの絵を見ているとその青色の使い方に目を惹かれる。インディゴ、コバルトブルー、ウルトラマリン等と多彩な青色の微妙な重なり合いが、底知れぬモチーフの存在感を表現している。
私の好きな油彩の一枚に“ウブシノッタ沢とオホーツク海”という作品がある。沢の向こうに見える空と海の青色を眺めていると、まるで五感が響きあうようにその色の深さは静かに感性へと語りかけて来る。

2007年1月1日から坂本龍馬記念館は開館します。元旦は、新年の日の出を脳裡に焼きつけ、当記念館まで足を伸ばされてみてはいかがでしょうか? 龍馬も眺めた高知の景勝と直行さんが描いた日高の絶景を是非ご自分の目でご覧になってみて下さい。