龍馬の”逸品” 2007年3月13日

龍馬をイメージするならまず「海」が浮かぶ。
龍馬の心の広さと、行動力の象徴には海はもってこいだ。
実際、「海援隊」を始め、「いろは丸」「夕顔」・・・など、龍馬と海は切っても切れない。
例えば、Tシャツを作ろうとする。
龍馬の背景にあるのは海、または船となる。
それがまたよく似合う。
船のデッキに立つ龍馬は、腕組みをして前方を見つめている。
びんのほつれが、風になびく。
まさしく風雲児。
桂浜龍馬の像がそのままのイメージで、龍馬ファンの脳裏に焼きついている。
なるほど、あれほど日本国中駆け回っているのに、馬に乗った龍馬などというのは聞いたことがない。
ところで、館の「坂本直行」展はいよいよ最後。最終日3月31日に向けて、連日大勢の人出でにぎわっている。直行の絵を見に来た人が、龍馬の手紙を熱心に読んでおられる。
逆に龍馬の資料を見に来て、直行さんの絵の虜になった人も。
直行さんの代表作といえば十勝大平原の彼方に連なる日高山脈、その光景を柏林越しに描いた「初冬の日高連峰」だが、その代表作は、館入り口の壁に大きく再現している。入館者の皆さんに北海道の大自然を体感してもらおうとの思惑あってのこと。それは成功したと感じている。
もう一つ、おまけがあった。その壁に囲まれて龍馬の像が立っている。台座の上に立つ像だが、その頂点が、龍馬の身長に併せてある。これがなかなかの人気で、皆さん像の前で記念撮影をされる。気が付いた。その像の背景は日高山脈である。いつもの白い壁でも「海」でもない。“日高山脈を従えた龍馬”これは滅多に見られる構図ではない。
入館の折には是非この構図の写真を一枚撮ることをお勧めします。
ずーと年月が過ぎて、龍馬の珍しい逸品?になるかも。