沢田明子の世界 2007年6月7日

“海の見える・ぎゃらりい”で書家・沢田明子による「龍馬と沢田明子展」を始めた。
先生が龍馬記念館ように選んだ21点。
ぴたりと収まって、さすがの世界が広がる。
ギャラリー入り口に「飛騰龍馬之国」の筆がライトアップされて躍った。
赤い紙に、黒々と。
何かわくわくさせる空間の存在を予告する。
真っ直ぐな目線の先にはガラス越しに太平洋。龍馬の見た海。
水平線が天と海を二分する。
その時点では先生の作品群は目の中に入らないが
“龍馬之国”に入った途端、包み込んでくる気配がある。
一瞬、目は釘付けだ。
大作、横一本の「一」。これも赤い紙に黒字で「一」。
面白いのは「一」の字が紙の半分から始まってはみ出ている。
起点はわかるが、終点はない。
どこまでも果てしなく続いていく線のイメージ。
「永遠の一」。無限を意味しているのだろう。
「日曜市」「桂浜」「りっしんべん」「鮎の宿」「海幸彦山幸彦」見慣れた書道展の雰囲気ではない。
「直線と余白美、これが私の作品のすべてと言ってもいいでしょう」。言葉に力を込めた。
が、「書も絵も俳句も一緒よね、みな同じ、お料理も・・・」笑顔が素敵なおばあさんになった。
粋なおばあさんである。