古写真の面白さ 2007年11月26日

次の企画展、12月17日スタートの「幕末写真館」展が迫ってきた。
古写真を和紙に引き伸ばして展示し、館の2階に“幕末”を創る。
館が写真館になるわけだ。カメラマンは、坂本龍馬。
龍馬の目で見た幕末が浮かび上がる趣向である。
今、その仕掛け作りに追われている。
気付いたことがある。
写真を大きく引き伸ばすことで、見慣れた写真でも、これまで気付かなかった事実が見えてきたりすることだ。
「あれ、手に何か持っている?」「同じスタジオの写真だ!」等々。
納得もすれば、新たな疑問が現れたりもする。
西郷隆盛は写真嫌いもあって、現存の写真がないのが有名である。
よく見かける西郷さんの顔は実は似顔絵。
しかも描いたのは外国人で、彼は西郷さんと面識はない。
弟やいとこの写真の合成画だという。それが、西郷さんの顔で通っている。
逆に、龍馬には7種類もの写真が残っている。龍馬は写真好きだったとみえる。ただ、どの表情にも「チーズ」はない。
一人で3枚という人も。
新撰組の近藤勇がそうだ。同じ時に撮っているが表情は異なる。
社会風俗の写真も用意した。写真から時代背景を想像する。
新しい歴史事実がみえてくるかも。
楽しみながらの残業が、当分続く。