龍宮祭 2008年2月19日

“龍馬の見た海”が、時折かすむようになった。
西の山を見れば、頂上付近は雪化粧だ。
遥かなる水平線に雪の峰々。
冬と春とが競争を始めた。
突然というか、機が熟したというのか桂浜に一陣の風が起こった。
浦戸住民皆さんが巻き起こした思いの風とみる。
熱い、熱い。「桂浜再生促進協議会」という。
「坂本龍馬記念館」もその風の中にある。
根底にあるのは、このところ低迷している桂浜の活性化にほかならぬ。
龍馬思想の普及、新たな龍馬ファン獲得を目指す館にとっては由々しき問題に違いない。
熱い風が渦を巻きだした。
浦戸は昔、漁業で栄えた。船を持っていた。新造なると記念に大漁旗や祝いの旗を作った。皆で祝った。そんな旗類、現在は押入れの奥く深くにしまわれている。この旗をもう一度取り出して、桂浜をその旗で埋めてみては、そんなアイデアが提言された。ちょうど4月20日(日)は桂浜の「龍宮祭」。歴史を刻んだ古い旗は迫力だと思う。
祭りの景気付けにもなるから一石二鳥、いや、折から高知は「花・人・土佐であい博」開催中。一石三鳥だ。
砂浜を埋め尽くした祝いの旗が、桂浜を訪れた観光客を迎える。まさに浜ごと“出会い”ではないか。それに動き出したのが平均年齢だと70歳に近い、昔ならじいさん、ばあさんパワーというのもユニークである。
息子の代、孫の代への“これは責任”と頑張っている。
祝い旗、大漁旗で埋まった桂浜。想像するだけで、胸が躍る。