装道 2008年2月26日

和服姿の3人の女性が「坂本龍馬記念館」に現れた。
皆さん背筋が伸びておられる。
応接室がびんとシマって華やいだ。
「装道」=そうどう=
舗装した道ではないだろうし…
聞き慣れぬ言葉に、一瞬詰まった。不勉強も恥じた。
それを、見透かしたようにやんわり説明いただいた。
着物姿に「装道」だから着物に絡むことだとは少しは想像した。
「単に着物の着方とかではなくて着物を着ることで、人の心、礼儀作法を学び、内面から美しくなろうというという“道”です」
説明を受けて納得である。
「お節句、お正月、節分…現代のドサクサに紛れて薄れていくしきたりは“日本の心”の喪失です。こんな世の中だからこそ、失ってはならぬと思います」。説得力も充分。「だから子供たちに伝えたい」と念をおされ「龍馬記念館と何か一緒にやりましょう」。身を乗り出していた。
それで一つ提案があった。
桂浜での“時代パフォーマンス”。単なる仮装大会ではなく、自宅の箪笥深く仕舞ったままの古い着物や服を取り出し、袖を通して桂浜をあっちぶらぶら、こっちぶらぶら、空気を“昔”にしようというものである。折から県下は“であい博”。ならば「時代との出会い」。その日一日、桂浜は昔に戻る。昔から今を考える。
面白いと思う。