大型連休 2008年4月26日

 さあ、連休のスタートである。春から夏へ季節は動く。館の前にあるクスノキはもくもくと新緑を噴き上げている。坂道を登って来られる入館者の皆さんの額に汗が光る。水平線は春霞の中にある。しかし、海は青い。青くかすんでいる。漁船が白く航跡を曳いてその霞の奥に消えていく。

館内にも浮き立つような気分が満ちてきた。展示資料自体が居ずまいを正しているように見える。「よーく見てくれ」、と胸張って正座しているものもあれば、つんと澄ましているものも。龍馬が乙女姉さんに書いた手紙なんかは、「内々に」などと言いながら実は読んでもらうのを待っているかのごとくオープンである。朝、館内をひと回りするとそんな空気にやる気を刺激される。

折から館の企画展は「出会いの達人・龍馬」展。人と人の出会いが社会を創る。それが平和の原点だと龍馬の生き様に感じるわけである。前期は「友情編」、後期は「恩師編」となっている。
あだ名で呼び合う“先輩”武市半平太。身分を越えた“友人”小松帯刀。頼りがいある“友人”西郷隆盛。尊重、信頼し合う“友人”桂小五郎。いわずもがなの“友人”高杉晋作。ずばり“戦友”中岡慎太郎…まさに、出会いが人を“創る”のである。
連休期間中、館は例年多くの人でにぎわう。龍馬を通せば皆さん知り合い。県下では「花・人・土佐であい博」も開催中。出会いを満喫しようではありませんか。