龍馬ハ生キテイル 2008年5月11日

吹き抜ける風の如く“大型連休”が往った。
「帰省ラッシュ」、やれ「Uターンラッシュ」。そんな言葉が耳元をかすめた。
かすめたと思ったら“祭り”の後を、洗い流しの一雨が来て、
今日の“龍馬の見た海”は、水平線しんなり、すっきり。
早、夏の匂いを運んで来る。

現在、館の表看板は「出会いの達人・龍馬」展-友情編-である。
人生、出会いの大切さはいうでもないが、昨今の殺伐世相がその思いを増幅させる。
弱者の命が、たわいなく奪われていく。
連鎖反応を起こしたかのように、日本国中が殺人現場。
お金に眼がくらむ。一方、理由はないというのが不気味ではないか。
もっと、怖いと思うのは、そんなニュースのすぐ隣チャンネルで、お笑い番組が同時進行中なのである。“現代は幕末よりもっと病んでいる”などと少々憂鬱になっていた。

と、そこへ一枚の額が届いた。書道家、沢田明子さんからの作品である。6月から、出会いの達人展に歩調を合わせて企画している「もう一つの展覧会」展、少し説明すると、過去、館の「海の見える・ぎゃらりい」で展覧会経験のある先生方に、今度は“出会いと龍馬”をイメージしてそれぞれ制作して頂き、作品を古い資料などのスペースに展示しようというもの。もちこまれたのはその展示用と言うわけ。 早速、見せてもらった。額の台紙は英字新聞。そして赤い紙にあっさり
「龍馬ハ生キテイル 33才ノママデ」。
引き込まれるような波動が伝わってきた。気分まで晴れてきた。