9月が往く 2008年9月29日

「幕末土佐の刀剣と鍔展」。
9月はこの企画展の賑わいで館は例年のとは違う9月の賑わいであった。
ともすれば、愛好家だけの世界だったのが、広く若者、女性の域まで広がったように思う。
いつもと違うといえば入館者に地元の方が多かったこともある。
アンケートにはっきりその傾向が現れていた。
「10年ぶりに来たら様変わりしていた。今度は友達を誘って」
そんなメッセージに触れるとうれしくなる。刀剣展ではそんな気持ちにさせられることが、たびたびであった。
暑い熱い夏は、見事に白刃が“暑い”を切り取った感じで、9月が往く。
しかし“熱い”は残って、むしろヒートアップする構えだ。
10月からの企画は「海援隊約規物語」展。
今度のテーマは「家族」。龍馬の坂本家を紹介する。
また、話題性でいえば、桂浜龍馬像の原型が、初公開になる。
龍馬が自分の刀の目釘と下げ緒で作らせ、妻のお龍に送った帯締めも登場する。
見飽きぬ逸品が、幕末の世界、龍馬の世界へ連れて行ってくれるのは間違いないだろう。