侮れない子どもたち 2008年12月24日

 当館では今年9月、小学生向けの龍馬紙芝居を作成した。現在はそれを持って県内の小学校巡りをしたり、館を訪れた子どもたちに読んだりしている。まだ歴史を学ぶ前の低学年の頃から龍馬に親しんでもらいたい、というねらいで、いじめをテーマに簡単で分かりやすい内容にできている。今まで館を訪れる小学生は大抵5・6年生だったが、紙芝居を始めてから、2・3年生の来館が目立つようになってきた。とても嬉しい傾向である。
 基本的にはこちらから出向いて、1時間目の授業が始まるまでのわずかな時間を頂いて読むのだが、先日は45分頂いて、3年生に紙芝居と龍馬の話をしてきた。紙芝居の前に、子ども用パンフレットを配って龍馬のプロフィールや家族の紹介を行い、その後に紙芝居を読んだ。興味深そうに聞いてくれて、所々笑い声もあって上々の手応えだった。紙芝居後に、龍馬の行った仕事について話しをしようと考えていたが、意外にも質問の手が次々と挙がり、それに答えるだけで時間を費やしてしまった。
 最初の質問は、「龍馬が写真を撮った時は白黒写真だったんですか?」というものだった。「そうです。昔の写真は…」と答えていると、横から別の子が「昔の写真は薬品を使ってたんだよ」と教えてくれた。「えっ!そ・その通りです」(なぜ知ってるの?君は本当に小学3年生?)と思いながら私は答えました。その他「篤姫と龍馬は友達だったんですか?」など大河ドラマ関係の質問もあった。それから、パンフレットの「龍馬は新しい物好き」の文章を見て「今の高知県の人は新しい物好きで、新しいお店ができるとすぐに駆け付けて満員になるけど、龍馬も同じ高知県人なんだと思いました」という感想もあった。
 先生が「この質問で最後ね」と言ってからも4・5人手が挙がるほどで、3年生といえども侮れないなと思った45分だった。紙芝居のお陰で、今まで接する機会が無かった学年と接することができ、とても新鮮でこれからが楽しみになってきた。