カルチャーサポーター 2005年10月6日

当館にはカルチャーサポーター(略してカルサポ)というボランティアの人たちが活動している。今年10月現在15名。カルサポなんて和製英語も甚だしいが、なんとも力強い、文化施設つまり当館の“応援団”である。
そもそもボランティア(volunteer)の語源というのは、英語の志願兵(voluntary=自発的な、自ら進んでする)が一般的だが、ラテン語のボランテール(自由意志)から来ているとも言われる。つまり、強制されるのではなく、自ら進んで参加する、自分の意志で行動するということ。つまり、ボランティアとは主体的に動くことによって自分を高めていくことなのかもしれない。
今、カルサポたちはかなり自発的に活動していると思う。一昨年度までの活動はさほど多くはなかったが、昨年以来、各種自主企画行事をはじめ、館内業務のお手伝いなどを年間を通じて行っている。しばらく誰も来ない日が続くとちょっと淋しいくらいだ。
自分のやりたいこと・できること・具体的に何をするのか、などをワークショップを重ねて確認し、実際の活動の手応えや反省の中で、この1年半にずいぶん皆が成長した。…なんていうと人生の先輩方もいる中おこがましいが、担当者としては親心みたいな気持ちで、そう思う。
「解説なんて難しい」というカルサポの中には、国立大学で史学を専攻し卒論は『土佐の郷士』なんていうK君や、龍馬が好きで京都・霊山歴史館で学芸員実習した中学教師もいる。だから私が「爪を隠し過ぎると詐称罪だよ」(笑)とからかったりしてしまうのだ。高校生から大学生になったカルサポもいる。脇をがっちり固めるかのように、楽しそうに労を惜しまず裏方仕事をしてくれる人生のベテランたちには、私自身が励まされている。
博物館だ文化施設だという前に、いろいろな人の関わりの中で変化し成長していく場でありたい。