企画展
Exhibition

「長宗我部遺臣と土佐の郷士」展

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「長宗我部遺臣と土佐の郷士」展

坂本龍馬が郷士の家に生まれたことはよく知られている。幕末の土佐藩では、龍馬をはじめ郷士出身者が多く活躍した。郷士は全国各地にみられる身分だが、なかでも戦国大名長宗我部氏の遺臣が、新たに入国した山内氏によって郷士として取り立てられた土佐の例は著名である。 当館は、長宗我部氏の居城であった浦戸城の跡地に立地する。浦戸城と坂本龍馬とは一見何の関係もないように思われるが、江戸時代の郷士という身分を軸に考えた時、両者の意外な繋がりが見えてくる。 郷士の歴史を明らかにすることは、郷士としての坂本家のルーツ、そして龍馬の生い立ちを理解することでもある。本展では、まず、長宗我部氏とその家臣(一領具足)について取り上げる。そして、江戸時代に入り郷士が制度化された後、社会のなかでどのように定着し、また変遷していったのか、土佐藩の郷士という存在を詳しく紐解く。さらに、幕末を迎え、郷士が続々と政治活動に身を投じていった背景を紹介する。 

関連イベント
◇講演会「長宗我部氏と浦戸城」 講師/松田直則氏高知県立埋蔵文化財センター所長

日 時:2020年2月15日(土)13:30~15:00
会 場:高知県立坂本龍馬記念館・新館1Fホール
定 員:100人(無料、要申込、先着順)
※電話・FAX・HPにてお申込みください

◇担当学芸員によるギャラリートーク

①2020年1月18日(土) ②2020年3月21日(土) 両日とも14:00~
申込不要、直接企画展示室にお越しください。

長宗我部遺臣と土佐の郷士展チラシ.pdf