企画展
Exhibition
坂本龍馬記念館の軌跡-出会いの奇跡をたどる展
終了しました
坂本龍馬記念館の軌跡-出会いの奇跡をたどる展
会期(2021年7月6日(火)~2021年9月14日(火) )
当館は本年11月15日に開館30周年を迎えます。平成3(1991)年の開館以来、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送や新館建設など、大きな節目の年には重要な資料が発見されてきました。それらの資料の展示とともに、どういう経緯で所蔵者に受け継がれ、当館への収蔵につながったか、当館の軌跡を振り返りながら、資料と所蔵者との奇跡的な出会いを紹介します。
主な展示資料 ※記載のないものは全て当館所蔵
- 坂本龍馬書簡 慶応3年11月13日(推定) 陸奥宗光宛
現存する龍馬の最後の書簡。海援隊士・陸奥宗光との刀の交換についての内容。
- 坂本龍馬書簡 慶応3年10月13日 後藤象二郎宛(草案)
大政奉還2日前に後藤象二郎へ送った書簡。失敗すれば切腹するくらいの覚悟を持って臨んでほしい、と叱咤激励する。
- 武市半平太書簡 慶応元年5月15日 冨宛
切腹を言い渡される約1か月前の書簡。自分の忠義の心は土佐藩には届かなかったことを嘆いている。
- 坂本龍馬佩用 脇差 備前長船勝光・宗光
龍馬が最も愛した脇差。古写真では確認されていたが、86年間行方不明になっていたもの。
- スミス&ウェッソンⅡ型アーミー
龍馬が高杉晋作から貰った拳銃と同型の銃。龍馬が持っていたものは、寺田屋で幕府の役人に襲われた時に捨てたため、現存していない。
- 国沢新九郎画「坂本龍馬」
国沢新九郎は、土佐藩上士の小姓格の家に生まれ、維新後、日本人として初めて海外で油彩画を学んだ。明治8(1975)年の作品。
- 土佐藩京都藩邸史料・無宿者鉄蔵(岡田以蔵)「科書(とががき)」
京都で岡田以蔵が強盗の罪で捕まり、焼き印の上、放免された。その際、土佐藩京都藩邸が入手した罪状文の写し。
- 漂巽紀略4冊(松岡家所蔵 当館寄託)
河田小龍が作成した中濱万次郎らの漂流記。いくつか確認されている古写本と比して、草稿ではないかと考えられている。
【関連企画】
◇記念講演会
日時 令和3年7月17日(土)13:30~15:00
講師 髙橋晶子氏・高橋寛氏(高知県立坂本龍馬記念館 設計者)
会場 高知県立坂本龍馬記念館 新館1階ホール
定員 50人(聴講無料・要事前申込・先着順)
※電話・FAX・HPにてお申し込みください
◇担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
①7月24日(土) ②8月21日(土) 各14:00~
参加無料(要観覧料)
申込不要(直接企画展示室にお越しください)