企画展
Exhibition

坂本龍馬記念館の軌跡-出会いの奇跡をたどる展

終了しました

坂本龍馬記念館の軌跡-出会いの奇跡をたどる展

当館は本年11月15日に開館30周年を迎えます。平成3(1991)年の開館以来、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送や新館建設など、大きな節目の年には重要な資料が発見されてきました。それらの資料の展示とともに、どういう経緯で所蔵者に受け継がれ、当館への収蔵につながったか、当館の軌跡を振り返りながら、資料と所蔵者との奇跡的な出会いを紹介します。

主な展示資料 ※記載のないものは全て当館所蔵
  1. 坂本龍馬書簡 慶応3年11月13日(推定) 陸奥宗光宛

    現存する龍馬の最後の書簡。海援隊士・陸奥宗光との刀の交換についての内容。

    01慶応3年11月13日陸奥宛.jpg
  2. 坂本龍馬書簡 慶応3年10月13日 後藤象二郎宛(草案)

    大政奉還2日前に後藤象二郎へ送った書簡。失敗すれば切腹するくらいの覚悟を持って臨んでほしい、と叱咤激励する。

    02龍馬書簡後藤象二郎宛.jpg
  3. 武市半平太書簡 慶応元年5月15日 冨宛

    切腹を言い渡される約1か月前の書簡。自分の忠義の心は土佐藩には届かなかったことを嘆いている。

    03武市半平太書簡 妻・冨宛.jpg
  4. 坂本龍馬佩用 脇差 備前長船勝光・宗光

    龍馬が最も愛した脇差。古写真では確認されていたが、86年間行方不明になっていたもの。

    04坂本龍馬佩用 脇差.jpg
  5. スミス&ウェッソンⅡ型アーミー

    龍馬が高杉晋作から貰った拳銃と同型の銃。龍馬が持っていたものは、寺田屋で幕府の役人に襲われた時に捨てたため、現存していない。

    05スミス&ウエッソンⅡ型アーミー.jpg
  6. 国沢新九郎画「坂本龍馬」

    国沢新九郎は、土佐藩上士の小姓格の家に生まれ、維新後、日本人として初めて海外で油彩画を学んだ。明治8(1975)年の作品。

    06国沢新九郎画「坂本龍馬」.jpg
  7. 土佐藩京都藩邸史料・無宿者鉄蔵(岡田以蔵)「科書(とががき)」

    京都で岡田以蔵が強盗の罪で捕まり、焼き印の上、放免された。その際、土佐藩京都藩邸が入手した罪状文の写し。

    07無宿者鉄蔵(以蔵)科書.jpg
  8. 漂巽紀略4冊(松岡家所蔵 当館寄託)

    河田小龍が作成した中濱万次郎らの漂流記。いくつか確認されている古写本と比して、草稿ではないかと考えられている。

    08漂巽紀略.jpg 
【関連企画】
◇記念講演会

 日時 令和3年7月17日(土)13:30~15:00
 講師 髙橋晶子氏・高橋寛氏(高知県立坂本龍馬記念館 設計者)
 会場 高知県立坂本龍馬記念館 新館1階ホール
 定員 50人(聴講無料・要事前申込・先着順)
 ※電話・FAX・HPにてお申し込みください

◇担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)

 ①7月24日(土) ②8月21日(土) 各14:00~

 参加無料(要観覧料)
 申込不要(直接企画展示室にお越しください)

坂本龍馬記念館の軌跡-出会いの奇跡をたどる展チラシ.pdf