企画展
Exhibition
龍馬脱藩160年 維新へつながる土佐の道
終了しました
龍馬脱藩160年 維新へつながる土佐の道
会期(2022年4月16日(土)〜2022年6月25日(土) )
文久2(1862)年3月、龍馬は密かに土佐藩を出た。俗に言う脱藩である。本年令和4(2022)年は、それから160年目にあたる。この節目の年に、龍馬脱藩に関連する展示をおこなう。
土佐から中央を目指した幕末の志士にとって、なぜ脱藩という行為が必要だったのか。当時の国境(くにざかい)という考え方をふまえて、土佐藩内外の交通事情に注目する。その上で、龍馬がなぜ脱藩することになったのか、それにいたる経緯を、思想的背景や人的交流を軸にたどる。そして、実際の脱藩の旅では、どのような道をたどり、路上に誰と交わったのか。資料が語る龍馬脱藩の実態について、可能な限りの実像を提示する。
また、江戸時代における土佐の交通史の代表例として、藩主が土佐と江戸を往復した参勤交代、および庶民の四国遍路の旅を取り上げ、そのなかにおける土佐藩領内の道、そして人々の往来の様子を紹介する。
主な展示資料
- 遣倦録 (四万十市教育委員会所蔵)
脱藩前、龍馬の藩外への旅立ちを「坂竜飛騰」と記した樋口真吉の日記
- 土佐国絵図並地高書付 (安芸市立歴史民俗資料館所蔵)
- 高知上町分図 (安芸市立歴史民俗資料館所蔵)
- 納経帳 (高知県立歴史民俗資料館所蔵所蔵)
江戸時代の四国八十八か所巡礼の納経帳(朱印帳)。現在のものと 見比べてください。 - 脱藩志士集合図 (佐川町立青山文庫所蔵)
- 真覚寺日記 (真覚寺所蔵)
旅中の天候は?龍馬脱藩の旅を彩る貴重な情報。
【関連企画】
◇講演会「龍馬脱藩への道」
日時 令和4年6月4日(土)13:30~15:00
講師 髙山嘉明(龍谷大学文学部特任講師)
会場 高知県立坂本龍馬記念館 新館1階ホール
定員 40人(聴講無料・要事前申込・先着順)
※電話・FAX・HPにてお申し込みください
◇担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
5月14日(土)14:00~
参加無料(要観覧料)
申込不要(直接企画展示室にお越しください)