企画展
Exhibition
幕末維新期の写真展
次回開催
幕末維新期の写真展
会期(令和7年4月19日(土)~令和7年6月1日(日) )
写真は、幕末の日本に伝来した新しい技術です。
日本史において、人物の顔を知ることができるのは、幕末からです。写真が残っていることによって、現代の人々は坂本龍馬や土方歳三などの顔を知って親しみを覚えることができます。
実のところ、幕末期の写真の主流である湿板写真は、薬品が必要であり、特別な知識と機材も必要で、誰もが撮れるようなものではありませんでした。その上、ガラス原板は壊れやすく、鶏卵紙に印画したものは光に弱いものです。そのため、写真を撮った記録は残っていても、現物が失われているような場合もあります。
現存する写真はすべて貴重な歴史資料であり、中でも中濱万次郎が写した写真の数点は国の重要文化財に指定されているものもあります。
こうした貴重な資料を展示することで、現代に通じる"写真"というまったく新しい文化を紹介するとともに、幕末という時代を身近に感じていただければ幸いです。