企画展
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坂本龍馬生誕190年記念事業・収蔵品展「龍馬の評伝」

只今開催

坂本龍馬生誕190年記念事業・収蔵品展「龍馬の評伝」

 坂本龍馬は日本史のなかで織田信長と並ぶ著名人でありながら、その功績を明確に捉えることは難しいです。その要因は二つ考えられます。

 まず、脱藩者であるため公式史料に登場することがなく、残存する史料が根本的に少ない点が理由に挙げられます。次に、龍馬はフィクションの世界で幕末のヒーロー(英雄)にように描かれることが多い点です。実際の龍馬は裏方であり、主役がいてそれを支える立場であり、調整役(コーディネーター)・策略家(ストラテジスト)といえます。

 いつの時代も同じことですが、優秀な調整役や戦略家がいると事業は円滑に進みます。そして、当事者たちは調整役や戦略家の優秀さを十分認識し、大いに評価したとしても、裏方の功績は公式記録に残りにくく、時間が経てば忘れられてしまうことが多くなります。

そのため、本展では、龍馬の真の功績や実像を知っていただくため、龍馬と面識のある同時代の人たちの龍馬評をパネルで紹介します。さらに、龍馬評を残した人々に関連する資料を所蔵品の中から展示し、その人々についての理解も深めていただきたいと考えます。

関連イベント

講演会

講師:宮川禎一 氏(元・京都国立博物館特任研究員)
日時:11月8日(土)13時30分~15時
会場:高知県立坂本龍馬記念館 新館1Fホール
申込:電話・FAX・メール・HPお問い合わせフォームよりお申込みください。
定員:70名(先着順)
参加費:無料(要申込)
※展示の観覧には別途入館券が必要となります。受付にてお買い求めください。