企画展
Exhibition
「武家社会における名前-本姓・苗字・諱・通称を中心に-」展
次回開催
「武家社会における名前-本姓・苗字・諱・通称を中心に-」展
会期(令和8年4月25日(土)~令和8年6月21日(日) )

古今東西の社会において、「名前」は個人を特定するためのツールとして機能してきました。また、「名前」は自己のアイデンティティとも密接に結びついています。人の一生は「名前」とともにあるといえるでしょう。
「名前」の在り方やそれを巡る慣習は、長い歴史の中で形作られ、時代とともに変化してきた。現代の名づけでも、各界で活躍した人物や親世代の価値観に由来する漢字が多く用いられています。一方で、前近代社会における「名前」の様相は、現在とはかなり異なり、複雑なもので、国家・社会との関係、主従・身分関係、先祖や家族との関係など様々な要素が反映されていました。すなわち「名前」に注目することで、その時代・社会がどのようなものであったのかを、より深く理解することができるのです。
本企画展では、龍馬や土佐藩主・藩士に関する様々な資料を、「名前」という視点から深掘りすることで、江戸時代を生きた武士たちの「名前」の実相と武家社会の在り方に迫っていきます。
第一章:坂本龍馬の名前
龍馬の先祖は紀貫之の親せき?
→坂本家の「本姓」に注目!
坂本家の男子の名前に付く「直」の由来は?
→龍馬の先祖直益の日記に注目!
◆先祖書差出控(複製)(当館所蔵、真物は京都国立博物館所蔵
◆卑家月書内之部第一(順水日記) (高知県立図書館所蔵(才谷屋文書))

第二章:大名たちの名前-土佐藩主を中心に
土佐藩主の名前はなぜ「松平土佐守」なのか?
→徳川将軍との授重関係に注目!
「豊範」という名前はどうやって決まったのか?
→画数や様々な学問に注目!
◆山内忠義宛徳川秀忠判物(苗字官途につき)(高知県立高知城歴史博物館所蔵)

◆山内豊範諱案(高知県立高知城歴史博物館所蔵)

第三章:藩士たちの名前-土佐藩士を事例に
家老がなぜ「山内」苗字を名乗ったのか?
→藩主(大名)との主従関係に注目!
武士はどんな時に改名したのか?
→人生の契機や同名の人物との関係に注目!
◆正月6日付山内彦作等宛山内豊房書状(加賀野井家資料、高知市立市民図書館所蔵)
◆享保元年8月17日付五藤正範書状控(一部)(安芸市立歴史民俗資料館所蔵)
◆岡﨑菊右衛門日記(公私雑記)(当館所蔵)
関連イベント
記念講演会「近世武士たちの名前ー近世後期の人名常識ー(仮)」
講師:尾脇秀和 氏(神戸大学経済経営研究所研究員、花園大学・佛教大学非常勤講師)
日時:6月20日(土)13時30分~15時00分
会場:高知県立坂本龍馬記念館 新館1Fホール
申込:電話・FAX・メール・HPお問い合わせフォームよりお申込みください。
定員:70名(先着順)
参加費:無料(要申込)
※展示の観覧には別途入館券が必要となります。受付にてお買い求めください。
学芸員による展示解説
日時:①4月25日(土)14時~
②6月6日(土)14時~ ※各回30分程度
会場:高知県立坂本龍馬記念館 新館2F 企画展示室
参加費:無料(要観覧料)
※申込不要、直接企画展示室へお越しください。
