特別展として、明治維新に貢献した10人を採り上げた展示を行う。
「十傑」の選び方は様々あるが、本展では伊藤痴遊が書いた『実録維新十傑』に基づくものとする。採り上げる10人は、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、岩倉具視、三条実美、勝海舟、吉田松陰、高杉晋作、中岡慎太郎、坂本龍馬。
明治維新は、それまでの幕藩体制に替わり、全く違う新たな近代国家を創出させた大変革事業である。そのため、変革を担う人々は、豊かな創造力とそれを実現させる行動力を持ち合わせていた。さらに、こうした時代の過渡期には、自分の志を貫き通す力も不可欠である。幕臣の大久保一翁は、龍馬と初めて会った時、龍馬の志を貫く覚悟を知り、今の幕臣には無いものだと松平春嶽宛ての手紙で賞賛している。
本展では、こうした10人について関連資料を展示し、明治維新への貢献を紹介すると共に、龍馬との関わりも紹介する。また、龍馬については、国の重要文化財に指定されている京都国立博物館所蔵の龍馬書簡等を初め、下関市立歴史博物館や高知県立歴史民俗資料館所蔵の龍馬書簡等を多数展示する。

関連イベント

◇講演会「龍馬の刀について（仮）」　講師／小美濃 清明氏（幕末史研究家）

日 時：2019年11月16日（土）13:30～15:00
会 場：高知県立坂本龍馬記念館・新館1Ｆホール
定 員：100人（無料、要申込、先着順）
※電話・FAX・HPにてお申込みください

◇担当学芸員によるギャラリートーク

①2019年10月19日（土）　②2019年11月9日（土）　両日とも14:00～
申込不要、直接企画展示室にお越しください。

特別展「維新十傑-－創造・行動・志－」チラシ.pdf

お問い合わせはコチラ