龍馬FAQ
FAQ

慶応2年の龍馬とお龍の新婚旅行でどこをまわったか、詳しいコースを教えてください。

坂本龍馬手帖概要(『坂本龍馬の手紙』宮地佐一郎著に掲載、龍馬のメモのようなもの)によれば、以下のようになります。

2月29日 夜、伏見邸(伏見の薩摩藩邸)二下り乗船

3月朔日(1日) 大坂

  4日 三邦丸に乗船

  5日 朝、出帆

  6日 夕、下関に泊まる

  8日 長崎に至る

 10日 鹿児府(鹿児島)に至る

 16日 大隅霧島山の方、温泉に行き、鹿児島の東北7里(28km)ばかりのところ、浜の市に至る。但し、船で行く。日当山に至る。

 17日 塩浸温泉に至る。

 28日 霧島山へ出発、霧島温泉所で泊まる。

 29日 霧島山山上に登る。そのあと霧島神宮で泊まる。

 30日 霧島温泉所に帰る。

4月   塩浸温泉に帰る

4月8日 日当山に帰る

 11日 浜の市に帰る

 12日 浜の市から舟にのり鹿児島へ帰る

 14日 改正所(藩の事務所か?)に至る

5月1日 桜島丸、鹿児島に来る

6月1日 桜島丸に乗る。

 17日 関門海峡へ着き、海戦を行う。

龍馬が脱藩した道は今でも歩ける道ですか。四国内での距離はどのくらいありますか。 また、その道を記した資料や地図はありませんか。

脱藩の道は、四国内は伊予長浜まで約170kmと言われています。今でも、歩いて越える道はかなり残っていますので、そこを整備して、その町や村が、「脱藩の道を歩こう」といって、催しをやっています。大体20~10kmくらいにして、あとは車で通るようです。催しなどは、関連の役場である、愛媛県河辺村、高知県・梼原町などが詳しいです。最近は、愛媛県長浜町も脱藩の港で町おこしを頑張っています。

資料については、新人物往来社から出ている『共同研究・坂本龍馬』(1997年9月発行)という本に、坂本美津子さんが地図を入れ、交通機関や役場のことなどを書いてまとめています。ルートについての意見は色々ありますが、新旧それぞれについて、新人物往来社から新ルート『坂本龍馬脱藩の道を探る』(村上恒夫著)、旧ルート『写真集 龍馬脱藩物語』(前田秀徳著)がありますので、ご参考になさって下さい。尚、脱藩の道は殆どが未舗装の道で、それぞれの市町村が標識をたてています。

坂本龍馬のお墓は、現在どこにありますか。坂本龍馬の銅像も、現在どこにありますか。

墓は、京都市東山区清閑寺霊山町、京都霊山護国神社にあります。銅像は、高知市桂浜龍頭岬上に、太平洋に向かって建っています。その他にも、京都市円山公園など龍馬に関係がある場所にも銅像が立っています。全国各地の龍馬像を紹介しているサイトもありますので、参考にしてください。