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「半平太と京都」展 記念講演会
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「半平太と京都」展 記念講演会
日時(令和7年7月21日(月・祝) )
企画展「半平太と京都」を記念して、講演会を開催いたします。
講演タイトル:「近世中後期から幕末の諸藩と京都」
講師:千葉拓真 氏(鳥取市歴史博物館学芸員・飯田市歴史研究所調査研究員)
日時:7月21日(月・祝)13時30分~15時30分
会場:高知県立坂本龍馬記念館 新館1階ホール
定員:70名(先着順)
参加費:無料(要申込)
※展示の観覧には別途入館券が必要となります。受付にてお買い求めください。
※当日の受付は13時より開始いたします。
※高知県立坂本龍馬記念館までお電話・メール・FAX・ホームページ申込フォームでお申し込みください。FAX・メールの場合は「お名前、住所、電話番号」をお書きください。メールの場合は件名に「記念講演会聴講希望」とお書きください。
【講師メッセージ】
近世の大名家は、京都においてどのような活動をしていたのでしょうか。近世初期の京都は政治の中心地として天下人や大名たちが集まる場でしたが、江戸時代には政治の中心は江戸に移ります。しかし、土佐藩主山内家をはじめとした大名家は京都に屋敷を構え、留守居を置き、呉服所(御用達)と呼ばれる御用商人を設定して様々な活動をしています。幕末には再び京都が全国政治の中心地となり、政治情勢は目まぐるしく変化していきますが、そこでは近世を通じて培われた様々な関係や仕組みが生きており、当初はそうした関係や仕組みに基づいて幕末政治は展開していました。
本講演では近世を通じて京都が大名家にとってどのような都市であったのか、という点について明らかにしていきたいと思います。
【プロフィール】
昭和59年(1984)、宮城県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
土佐山内家宝物資料館学芸員、飯田市歴史研究所研究員を経て、現代、鳥取市歴史博物館学芸員・飯田市歴史研究所調査研究員。
著書に『加賀藩前田家と朝廷』(山川出版社2020)、「近世京都における諸藩の活動と京都屋敷」(藤川 昌樹・山本 雅和 編著『近世京都の大名屋敷』文理閣出版2024)、「藩から江戸時代史を見直す―その前提作業として」(牧原成征編『日本史の現在4 近世』山川出版社2024)、「大名と天皇・朝廷」(木村直樹・牧原成征編『十七世紀日本の秩序形成』吉川弘文館2018)、論文に「近世中後期から幕末における藩と京都-京都詰藩士および天皇・朝廷との関係を事例に-」(『日本史研究』714、2022)、「近世公武婚姻の一側面-元禄十一年における加賀前田家と二条家との縁組について」(『加賀藩研究』7、2017)、「一七世紀後半における飯田藩と京都」(『飯田市歴史研究所年報』12、2014)、「江戸時代における公家の流罪と土佐藩‐滋野井実光の配流をめぐって‐」(『土佐山内家宝物資料館研究紀要』11、2013)ほか多数。